さらなる前進

市長登壇◆はじめに
◆平成30年度予算について
◆行政経営の基本姿勢と重点施策
  (1)安心して住み続けることができるまちづくり
  (2)市民誰もが健やかに暮らせる和らぎのまちづくり
  (3)未来を拓く自立心を育む人づくり
  (4)利便なまち、元気で活力あふれるまちづくり
  (5)市民と行政の協働によるまちづくり
◆おわりに

 

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平成30年度施政方針 [451KB pdfファイル] 

 

◆はじめに

 平成30年第1回定例会の開会にあたり、市政に対する私の基本的な考えを申し上げ、市民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 市民の皆様からご信託をいただき、昨年6月に3期目の市政をスタートしてから9カ月が過ぎようとしています。

 市長就任2期8年間におきましては、「日本一・健康で安心安全なまち」の実現に向けて、市民の皆様とお約束しました1期目の公約の達成は勿論、2期目につきましても、「キラメクまちづくり」の実現のため、スピードと行動力をもって「安心安全なまち日本一に!」「長生き日本一に!」「便利・清潔なまち日本一に!」の全ての項目において取組を進め、着実に果たしてまいりました。

 新たなステージとなる、3期目の4年間は、これまでの2期8年間の取組をさらに進めるとともに、引き続き市民の皆様との協働により、日本一のまちを目指して、「もっと先に、さらに前へ」をキーワードに、松原市の未来のために夢を実現していくため、「働きながら、子育てしやすいまち まつばら」「躍動するまち まつばら」「安心・安全、快適なまち まつばら」「徹底した経営改革のまち まつばら」の4つのまちづくりの実現に全力をあげて取り組んでまいります。松原市

 まず「働きながら、子育てしやすいまち まつばら」についてでございます。

 これまでの2期8年間、子育てしやすいまちづくりに取り組み、近畿でトップレベルとなる子育て支援センターの開設や、すくすくポイントカードなどの実施により、在宅の子育て世帯の支援を充実させるとともに、保育園の新設や増改築による保育定員の増加を図ったことにより、年度当初待機児童ゼロを8年連続で達成したことに加え、平成29年度におきましては、年内の待機児童がゼロとなりました。大阪市に隣接する都市において、本市の待機児童ゼロの取組は、府下でもトップレベルとなっております。

 今後も、年間を通じた待機児童ゼロを目指すとともに、さらに子どもを産み育てたくなる街に向けて、日本一の子育て支援の充実に取り組んでまいります。

 次に「躍動するまち まつばら」についてでございます。

 これまで、企業立地や大規模商業施設の立地促進、障害者雇用など雇用促進に努めてまいりました。

 また、大阪で初となる台湾との友好交流協定を締結し、子どもたちのスポーツ交流や、国際化に向けた取組を開始しました。

 さらに、子どもから元希者の皆様が交流できる生涯学習の拠点となる「まつばらテラス(輝)」のオープンにより、世代間交流に努めてまいりました。

 今後は、地元活力を創出する街に向けて、「協働のまちづくりによるさらなる雇用創出」や「スポーツ施設の充実」を図ってまいります。

 また、自習室や子ども達が自由に本と親しむことができるスペースを備えた、人にやさしく誰もが利用しやすい、今までにないような「新図書館の建設」や「英語圏友好都市との青少年交流」等にも取り組んでまいります。竹内街道

 さらに、我が国最古の官道である「竹内街道・横大路(大道)」が、大阪府下で初めて日本遺産に認定されました。

 この日本遺産認定を契機として、様々な観光資源を活用し、本市や南河内、また府県を超えた街道沿線の自治体の活性化につなげてまいります。

 次に「安心・安全、快適なまち まつばら」についてでございます。

 これまで、安心・安全なまちづくりに取り組み、平成25年11月には大阪で初となるWHOセーフコミュニティ国際認証を取得しました。セーフコミュニティは市民との協働の取組であるとともに、取組を検証することで、けがや事故、そして犯罪件数の減少につながってきたものです。さらに、このセーフコミュニティの取組を継承し、布忍小学校、中央小学校、松原第三中学校において「安心・安全な学校づくり」の取組を行い、先月15日に「インターナショナルセーフスクール」の国際認証を取得しました。今後も他の小中学校において、協働の担い手を育てる取組を広げてまいります。

 災害時の対策としましては、消防特別救助隊の発足など、消防力の充実強化に努めるとともに、水道基幹配水管の耐震化や浸水対策に取り組んでまいりました。

 今後は、安心して住み続けたい街に向けて、「セーフコミュニティの再認証取得」や「インターナショナルセーフスクール(ISS))認証取組校の拡充」、さらに「布忍駅、高見ノ里駅のバリアフリー化」などに取り組んでまいります。

 次に「徹底した経営改革のまち まつばら」についてでございます。

 これまでも徹底した経営改革に取り組み、40年来の懸案課題であったごみの恒久処理の課題を解決し、可燃ごみの共同処理が可能となったことから、不燃物・粗大ごみに区分されていた5品目を可燃ごみに区分変更し、さらに不燃物・粗大ごみ電話申込制を実施することで、年間1億円を超える経費縮減を可能としました。

 今後も市民の皆様とともに、将来世代に負担を残さない都市経営に取り組んでまいります。

 

◆平成30年度予算について

 本市を取り巻く状況は、今後さらに進展する少子高齢化・人口減少社会において、厳しい財政運営が予想されるところです。

 そのような状況の中、平成30年度は、これまでの取組をさらに推し進め、市民の皆様との協働により、松原市を「もっと先に、さらに前へ」進め、日本一のまちを目指しさらに取り組んでまいります。

 また、第5次総合計画の策定に向け、これまでの取組の検証を行うとともに、5年先、10年先の社会情勢や松原市の将来像を見据えた新たなまちづくりを行うことで、松原市をより発展させ、活気にあふれ、魅力あるまちを目指すことが必要だと考えております。

 持続可能な財政運営を維持するためには、企業誘致による自主財源の確保はもとより、既存事業の見直しや、公共施設の整理統合など行財政改革が必要です。住んでよかったと思える松原市を将来世代へと引き継ぎ、松原市の魅力を市内外の方々に実感してもらえるよう、最終年度となる第4次総合計画に掲げる5つの「まちづくりの目標」と「基本計画の各施策」を推進するための予算編成を行いました。

 

予算総額は、一般会計で  450億円

      特別会計で  364億4千25万8千円

      企業会計で    33億3千870万円

合計しますと 847億7千895万8千円の予算を編成し、「協働」と「検証」により施策の推進に努めてまいります。 

  

◆行政経営の基本姿勢と重点施策

 それでは、平成30年度の行政経営の基本姿勢と重点施策について第4次総合計画の「まちづくりの5つの基本目標」に沿って説明いたします。

 

(1)安心して住み続けることができるまちづくり  

 1点目は、安心して住み続けることができるまちづくりです。

 セーフコミュニティの取組につきましては、大阪初のWHOセーフコミュニティ国際認証都市として、「みんなでつくる 安心・安全なまちづくり」を目指し取組を推進してきました。

 平成30年度につきましては、セーフコミュニティ国際認証の再認証を目指し、平成29年に実施した事前指導での審査員からの助言指導を踏まえ、活動の成果を見える形で表し、セーフコミュニティ国際認証の再認証を目指してまいります。防災総合訓練

 次に、災害対策につきましては、災害が発生した場合に避難所生活を余儀なくされる避難者のために、避難所となる各学校の体育館等の床に敷くマットを計画的に整備し、寒さ等から体を保護するとともに、段ボールベッドを備蓄することによって、介護の必要な高齢者や障害者などの要配慮者が無理のない避難所生活を過ごせるよう努めてまいります。

 また、防災士の資格取得に要する経費に対して補助を行い、地域防災の担い手を育成することで、さらなる地域防災力の向上に努めるとともに、引き続き一定以上の揺れを感知した場合に自動的に通電を遮断する感震ブレーカーの購入補助を実施してまいります。

 消防行政につきましては、南海トラフ巨大地震をはじめ、大規模かつ複雑多様化するあらゆる災害に対応するため、人命救助のスペシャリスト『松原市消防特別救助隊』が運用する救助工作車と救助資機材を更新し、さらなる本市消防力の充実強化を図ってまいります。また、消防団につきましても地域防災の要として、引き続き安全装備品や資機材等の整備を図り、災害に強いまちづくりを進めてまいります。

 空き家対策事業につきましては、特に管理不十分な空き家の所有者に対して、特定空家等として改善の指導や勧告、さらには行政代執行を見据えた措置を実施してまいります。

 次に上下水道事業についてでございます。

 公共下水道事業につきましては、雨水対策として、別所地区、西大塚及び上田地区の雨水整備を進め浸水不安の解消を図ってまいります。汚水対策として、一津屋地区の整備をはじめとする未普及地区の解消を進めてまいります。

 上水道事業につきましては、配水管の耐震化として、すでに完了している国道309号線に引き続き、中央環状線及び堺港大堀線においても整備を進めるとともに、大阪広域水道企業団が現在建設している松原ポンプ場内に市内へ配水する設備の整備を行い、より災害に強い水道施設を構築してまいります。

 道路整備につきましては、市民の誰もが安全で安心して暮らすことができるよう、狭隘部分の拡幅や歩道の整備と併せて、災害時の避難経路の確保や新たなまちづくりを促進するため、若林小川線等新設道路の整備を進めてまいります。

 さらに、布忍駅及び高見ノ里駅のバリアフリー化事業につきましては、当初の予定より1年短縮した平成30年度における布忍駅、平成31年度における高見ノ里駅の整備に向け、構内エレベーターや多機能トイレの設置等について、近畿日本鉄道とともに進めてまいります。

 次に、平成29年1月から不燃物・粗大ごみ電話申込制の開始により、ごみステーションへの不法投棄ごみの防止によるきれいなまちづくりを推進し、収集希望日にごみを出せることで、ごみの減量化を図り、市の財源確保に繋げる等の多くの効果を生み出しています。さらに平成30年度よりフリーダイヤルの導入やふれあい収集の拡充等、さらなる市民サービスの向上に努めてまいります。

 

(2)市民誰もが健やかに暮らせる和らぎのまちづくり    

 次に2点目、「市民誰もが健やかに暮らせる和らぎのまちづくり」でございます。

 平成30年度は、「生涯にわたり健やかで“笑顔”輝くまち」を基本理念とした「第2次健康まつばら21」の中間評価の年であり、生活習慣病の重症化予防や地域社会が一体となった健康づくりなど、今後さらに食育を含めた健康増進の取組を進め、健康寿命の延伸につなげてまいります。

健康まつばら21 母子保健事業につきましては、より安心して出産を迎えることができるよう、妊婦健診の助成額を大幅に増額することにより、経済的負担を軽減するとともに、検査内容の充実を図ってまいります。

 また、3歳6か月児健診における視力検査においては、すべての受診者に対して「スポットビジョンスクリーナー」によるスクリーニング検査を導入し、近視・乱視・斜視等の視覚異常の早期発見・早期治療につなげてまいります。

 がんの早期発見・早期治療を目的とするがん対策につきましては、昨年度より実施しております女性専用の「レディースドック」の受診枠を拡充し、より受診しやすい体制整備を図るとともに、引き続き、個別の受診勧奨を実施することで、より多くの市民の皆様に受診していただけるよう努めてまいります。

 予防接種事業につきましては、疾病の重篤化や感染症の予防として、乳幼児から高齢者までの幅広い年代に対して、引き続きワクチン接種の積極的な勧奨を行い、市民の皆様の健康増進に努めてまいります。

 介護保険事業につきましては、第7期松原市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画に基づき、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らしていけるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援のサービスを包括的かつ継続的に提供できる「地域包括ケアシステム」の構築に向け取り組んでまいります。

 その取組のひとつである在宅医療・介護連携推進事業につきましては、松原市医師会と連携し、医療関係者と介護事業者等とが情報共有を図るとともに、医療等の専門職による相談支援に取り組むなど、切れ目のない支援体制の構築を進めてまいります。

 認知症施策につきましては、平成30年1月から実施しております認知症に関する相談や支援を初期に集中的に行う認知症初期集中支援チーム「オレンジまつばら」が認知症の早期診断・対応をサポートするなど、認知症に関する支援体制の充実を図ってまいります。

 生活支援体制整備事業につきましては、高齢者の生活支援・介護予防サービスの体制を整備するため、市内全域の生活支援コーディネーターである地域支えあい推進員を市内4圏域にも配置し、老人福祉センターでの元希者カフェをはじめ、身近な地域での支援体制の充実を図るとともに、地域に不足するサービスの創出や新たな担い手の養成などにも努めてまいります。まつばらテラス(輝)

 まつばらテラス(輝)につきましては、いつでもだれもが気軽に利用できる施設としてオープン2年目を迎え、幅広い年代の方が介護予防や趣味を活かした生涯学習の場として活用し、また民間事業者による魅力あふれるプログラムの提供により、多くの市民の皆様に利用されています。

 今後も市民の皆様に喜ばれる魅力ある事業展開により、介護予防や生きがいづくりから健康寿命の延伸へとつなげてまいります。

 障害のある方の支援につきましては、18歳未満の両耳の聴力レベルが軽度の難聴児に対して、補聴器の購入に要する費用の一部を助成することにより、言語発達、学習能力、社会参加能力の促進を図ってまいります。

 また、口腔ケア推進事業におきまして、新たに障害者の口腔予防に関する相談や啓発に取り組み、歯科口腔疾病の予防に努めてまいります。

 さらに、総合福祉会館におきまして実施しております障害者のためのトレーニング機器を使った機能向上訓練を、週4日から週5日に拡充することにより、身体機能の向上及び健康の増進、日常生活の改善を推進してまいります。

 

(3)未来を拓く自立心を育む人づくり

 次に3点目、「未来を拓く自立心を育む人づくり」でございます。

 子育てしやすい環境の整備につきましては、みつばち保育園の建て替えに伴い平成30年4月から保育定員が30人増え、さらに、幼保連携型認定こども園の開設に向けた設計に着手し、平成30年度も引き続き、通年における待機児童の解消に努めるとともに、幼児教育・保育施設の充実を図ってまいります。また、在宅子育て支援につきましても子育て中の保護者の交流、保育相談ができる子育て支援センターや「松原市子育てすくすくポイントカード」などの実施をとおして、今後も在宅での子育ての充実も図ってまいります。

 次に教育についてでございます。

 松原市の教育行政方針である「松原市教育大綱」を実現していくため、平成28年12月策定いたしました松原市教育振興基本計画(前期計画)の効果の検証を行い、教育行政の計画的な取組をより一層進めるため、後期計画を策定してまいります。

 また、教育委員会の附属機関として、「これからの学校教育基本構想検討委員会」を設置いたします。本市では、中学校区における校種間連携や地域教育協議会の取組などの教育活動が定着しつつあることから、小中一貫教育及びコミュニティ・スクールに関わる、地域コミュニティの役割や今後の教育環境等の調査を行い、よりよい学校環境の整備の充実に努めてまいります。

インターナショナルセーフスクール認証式 次に学校における安心・安全の取組につきましては、セーフコミュニティの理念に基づき、平成27年度よりセーフスクール推進事業に取り組んでおります。

 松原第三中学校区の布忍小学校、中央小学校、松原第三中学校においては、さまざまなデータやアンケート分析に基づいた学校安全診断や課題の抽出、その解決のための取組を行い、審査員による現地審査の結果、非常に高い評価を得、先月15日大阪初となるインターナショナルセーフスクールの国際認証を取得しました。

 新たに松原第四中学校区、松原第七中学校区の6つの小中学校が認証に向けて着手をし、松原第三中学校区の取組の成果を踏まえ、各校ごとの取組を進めているところです。

 さらに、平成30年度は、他のすべての中学校区でも認証取得に向けて着手宣言を行い、その取組を全市に広げてまいります。

 今後も、各中学校区の取組成果を発信し、児童生徒や教職員の意識向上を図るとともに、安心・安全な学校づくりに向けた取組をさらに充実させてまいります。

 次に教育環境の改善整備につきましては、松原東小学校大規模改造工事をはじめ、小学校2校と中学校1校のトイレ改造工事を行い、児童・生徒の生活の場となる学校施設の環境改善に努めてまいります。

 さらに、平成30年度に公共下水道供用開始区域となります松原第七中学校につきましては、公共下水道接続工事を実施し、その中で災害対策用マンホールトイレを設置し地域の避難所として、防災機能が強化されるように取り組んでまいります。

 学校国際交流事業につきましては、平成27年度より市内中学生を、友好交流協定を締結している台湾台北市文山区等に派遣し、学校交流やホームステイ、異文化交流などを行ってまいりました。

 平成30年度は、台北市教育局と教育交流協定を締結し、より幅広く交流を行う中で、これからの松原市を担う国際感覚豊かな人材の育成を目指してまいります。

ベースボールクリニック 学校クラブ活性化事業につきましては、これまで運動部を中心にプロ野球選手によるベースボールクリニックや、大学生による部活動指導等を行ってまいりました。

 これからは、運動部だけでなく文化部の活性化も視野に入れた学校クラブ活性化事業を実施してまいります。平成30年度につきましては、吹奏楽部の活性化といたしまして、専門家を招いた演奏指導や模範演奏等を予定しており、プロや専門家に触れることで将来への期待を膨らませ、夢の実現に向けて努力することの大切さを学ぶ機会を提供してまいります。

 また「げんき塾」につきましては、平成28年度より新町公民館と松原南コミュニティセンターにおいて、土曜日の午後と夏季休業中に開校しており、退職教員や学生ボランティアが学習内容で分からないところや質問したいところを丁寧に教えてくれることで、子どもたちの学習習慣の確立や居場所づくりの一助となっております。

 平成30年度につきましては、新たに天美公民館と三宅公民館においても4月から開校し、合計4ヶ所のげんき塾で、その意義と有用性について検証を重ねながら実施してまいります。

 新図書館建設につきましては、新たに、子どもたちが落ち着いて勉強できる自習室、さらには乳幼児を連れた家族がゆったりと滞在できるスペースなどを設置し、田井城今池親水公園の自然環境を最大限に活かしながら、自然と調和し人にやさしい誰もが利用しやすい施設にするとともに、「ひと・まち・まつばらを育む拠点」として、多くの子どもたちが「わくわく」感あふれる本と出会い、幅広い世代の方に親しまれる、何度も足を運びたいと思っていただけるような今までにない、好奇心・教養を育む図書館を目指し、平成31年度中の完成に向けて建設を進めてまいります。

 

(4)利便なまち、元気で活力あふれるまちづくり 

 次に4点目、「利便なまち、元気で活力あふれるまちづくり」でございます。

 地域経済と雇用を支える産業の振興につきましては、平成23年度に策定した産業振興ビジョンの検証及び第2次産業振興ビジョンの策定を行い、本市の産業振興に努めてまいります。

 企業立地の促進につきまして、市の健全な経済発展を目指した企業立地促進奨励金制度により、これまで市外から本市へ企業誘致した4社をはじめ、市内外の企業25社に対し支援を行ってきたことから、今後も、市内地権者の土地を活用した新規倉庫の建設や償却資産投資などの市内企業活動の活性化、また、市外にある企業の本社移転等、市外企業の新規立地を促すなど、市民の雇用機会の拡大を図ってまいります。

 雇用就労支援につきましては、就職へ繋がる講座の開講やハローワーク等の関係機関との連携を通して、就労機会の拡大に努めてまいります。

 また、地域コミュニティの形成に重要な役割を果たしている商店街の活性化を図るべく、商店街の現状や魅力を調査し、活性化のモデルとなる計画を策定するとともに、多世代の居場所づくりや、行ってみたくなる商店街づくりを進め、空き店舗の利活用にも支援してまいります。

 消費者対策につきましては、高齢者を狙った特殊詐欺等の被害防止に効果のある「通話録音装置」を増台し、より安心・安全な消費生活に向けた取組を積極的に推進してまいります。まつばらマルシェ

 また、松原ブランド「La Matsubara(ラ・まつばら)」につきましては、新規認定事業と併行し、販路拡大や新規顧客獲得を目指した認定品の更なる情報発信に努め、「La Matsubara(ラ・まつばら)」のブランド力を高めてまいります。

 次に、農業につきましては、平成29年度に100年以上の歴史ある野菜として「なにわの伝統野菜」に認定された「難波葱(なんばねぎ)」をはじめとした地場農産物を生産する、意欲ある農業者が多いことから、地産地消の推進を柱として、食の安心・安全を推進し、地元松原市産の安全で新鮮な農畜産物の販路拡大を進めてまいります。

 特に、「食」を基本テーマとして開催しております地産地消フェア「まつばらマルシェ」において、さらに松原市をアピールできるよう、農・商・工及び産・学・官連携のもと積極的に情報発信してまいります。

 観光の振興につきましては、松原市観光協会の設立に伴い、本市の魅力や豊かな資源を最大限に生かす観光事業の推進に努めてまいります。

 また、南河内地域の観光の魅力を一体的に活発化し発展させていくため、近隣自治体との協力体制をより一層強化するほか、インバウンドをはじめとする他地域からの誘客を図るべく、観光ニーズを喚起させる空撮動画制作や多言語観光パンフレットの作成、観光案内板の設置などに取り組んでまいります。

 平成29年度に日本遺産となった「竹内街道」につきましても、認定を契機に、観光地としてさらに磨き上げていくため、のぼり旗を用いた景観の統一や地域住民の意識醸成を図り、沿道の松原南コミュニティセンターを街道散策時の休憩所として利活用し、由緒パネルの設置や定期的な集客イベントを実施してまいります。スタンドまつばら

 次に、新堂地区土地区画整理事業につきましては、新堂4丁目土地区画整理準備組合及び業務代行予定者とともに、地域の活性化に大きく貢献する土地区画整理事業の実施に向けた検討を行ってまいりました。

 本市といたしましては、本事業の完成に向け、地権者によって今後、新たに設立される土地区画整理組合が実施する公共施設整備等に対し支援を行ってまいります。

 また、その他、協議を進めている地域のまちづくりに対し支援を行い、賑わいのあるまちづくりを目指してまいります。

 また、市内公共施設循環バス「ぐるりん号」につきましては、さらなる生活利便性の向上を図るため、新たな車両への更新を行ってまいります。

 さらに、今後の人口減少対策や、将来にわたって活力ある社会の実現を目指すために、引き続き婚活イベントを実施することで、男女の出会いの場を提供し、若い世代の定住促進に向け取り組んでまいります。

 

(5)市民と行政の協働によるまちづくり

 最後に5点目、「市民と行政の協働によるまちづくり」でございます。

 市民協働のまちづくりを進めるためには、セーフコミュニティの中で築き上げた、「市民の皆様」、「関係機関」や「行政」の垣根を越えた協働の仕組みを継続して進めていくことが重要であり、このことが松原市をさらに発展させると確信しております。

 そのためには、職員はもちろん、市民の皆様との情報の共有が何よりも重要であると考えております。

 情報発信につきましては、「広報まつばら」を中心に、新しい情報や重要な情報など、様々な情報を提供しています。平成30年度につきましては、通常の発行に加え、「広報まつばら特集号」を発行することで、情報発信の機会を拡充し、さらなる本市の魅力を伝えてまいります。

 また、市ホームページについては、平成30年度リニューアルすることにより、市の魅力や事業などの幅広い情報を、より見つけやすく、より興味を持ってもらえるよう、情報発信力の強化に努めてまいります。バラフェスティバル

 また、バラが庁舎を彩る5月に開催しております「松原市民バラフェスティバル」につきましては、毎年多数ご来場くださいます黄昏コンサートを行うとともに、好評となっておりますイルミネーションを実施する他、プロジェクションマッピングを行い、市民の皆様へ市庁舎に咲くバラをPRしてまいります。

 国際交流事業につきましては、英語圏における海外都市との交流として、オーストラリアでの青少年交流を進めてまいります。

 人権尊重のまちづくりにつきましては、自殺対策基本法の改正に伴い、自殺対策計画の策定が義務づけられました。

 市民の皆様との協働で重点課題として取り組んでおりますセーフコミュニティ活動と連携し、全庁的な取組として、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現を目指し「松原市自殺対策計画」を策定してまいります。

 また、男女が共に輝き、誰もがいきいきと活躍できる豊かで活力あるまちづくりをめざし、「第4期まつばら男女かがやきプラン」を策定してまいります。

 また、松原市第5次総合計画策定事業につきましては、松原市第4次総合計画の計画期間が平成30年度までとなることから、引き続き、人口の減少や社会経済情勢が変化する中で、まちづくりを計画的に進めていくため、平成31年度を初年度とする新たな総合計画の策定を平成29年度より着手しているところです。

 平成30年度は、市民の皆様や市議会と十分協議し、松原市第5次総合計画の策定を進めてまいります。

 

◆おわりに

 3期目の就任にあたり、市民の皆様にお約束しました『働きながら、子育てしやすいまち まつばら』『躍動するまち まつばら』『安心・安全、快適なまち まつばら』『徹底した経営改革のまち まつばら』の4つのまちづくりを着実に推し進めているところです。

 平成30年度は、大阪で初となったWHOセーフコミュニティ国際認証の再認証の年であります。庁舎とバラ

 平成25年11月に地域・市民の皆様との協働の取組により、得ることのできた、セーフコミュニティ国際認証という本市の大きな財産を、認証取得後も引き続き協働と検証によりセーフコミュニティ活動を推進することで育ててまいりました。その活動が評価され、平成29年度には総務大臣表彰をいただきました。

 平成30年度においても、セーフコミュニティ国際認証の再認証を目指し、協働の取組を進めてまいります。

 サードステージも「さらなる前進」をスローガンに、本市の未来のために、市民の皆様との協働により、全ての世代の方々に愛着を持っていただける魅力あるまちづくりを推進し、誰もが「住んでみたい、住んでよかった、住み続けたい」と思っていただける、日本一のまち・まつばらを実現できるよう、本市の発展に全力を尽くしてまいります。

 どうぞ市民の皆様並びに議員各位のさらなるご理解とご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げ、私の施政方針とさせていただきます。

 

   過去の施政方針