平成21年第1回定例記者会見議事録(平成21年11月26日)
定例記者会見議事録
会見概要
日時:平成21年11月26日木曜日 午後2時から2時40分
場所:市役所401会議室
会見内容
市長より
1.市長就任5ヵ月を過ぎて
本日はお忙しい中、定例記者会見に参加をいただきましてありがとうございます。市長に就任してはや5ヵ月が過ぎたところですが、正直な感想を申しますと、地方は厳しい時代を迎えており、直面する課題も山積しているなということでした。その中で、私は「キラリと光るまつばら」をキャッチフレーズに様々なことに取り組んでまいりました。
財政状況は厳しく、お金はありませんが、本市は非常に人材のすばらしい街です。特に子どもからお年寄りのみなさんまで、地域で支えるネットワーク作りを、各種団体、各種関係機関と一体となって非常に熱心に取り組んでいただいているなということを、この間いろんな会合や会議に参加している中で痛感しました。こういった人財を活用させていただきながら街づくりを進めていくことが大切だなと思いました。先日も新聞各紙でとりあげていただきましたように、高齢者、お年寄りといった呼称を明るいイメージに変えていくために新たに募集し、本市にお住まいの70歳の男性の「元希者(げんきもん)」という呼称に決定させていただきました。市が実施する催しや施設の名前に冠して使っていきたいと考えております。先日、本市の老人クラブが全国でも5団体しか表彰されないような優秀なクラブであるという賞を受けていただきました。内容を見ますと、本市の老人クラブは会員数が増加傾向にあるということで、独居の人が増えたり、関係が希薄になる中で、本市の場合は会員さんが増えている。そういったところや特に、介護予防に自らが取り組んでいたり会員さんに啓発していただいたり、様々な活動をされています。こういった元希者の皆さんの力をお借りして、街づくりを進めていきたいなと思っています。
(1)松原市これからの地域医療のあり方検討委員会について
今、松原市のことを語るときに、市民病院の問題を避けて通ることはできません。医療に関する危機感、または行財政改革に対する意識改革を持っていただいていると感じています。そういった大変厳しい中で、職員も自らがどういった工夫をすれば、市民サービスに還元していく、市民サービスのニーズに応えていけるということを考えてくれています。医療を取り巻く財政面の問題、国の医療に対する問題という二つの大きな問題がある中で、地方が生き残るすべとして3月末に病院を閉院しました。そういった中で、地域の医療水準を下げないというのが私の市民の皆さんへのお約束でもありましたし、職員それぞれの思いでもありますので、早くから対応に当たってくれました結果、10月30日に正式に市立松原病院を廃院させていただいたわけですが、徳洲会病院への100床の病床移管も完了しました。その結果小児科においても同病院で対応を図っていただくことになりました。そのように今できることから、本市としては市民の医療の水準を下げないという取り組みをしているところです。結果、これも私の市民の皆さんへの約束であります「誰もが元気に暮らせる松原」を果たしていきたいと思っております。今回11月2日にようやく第一回目の検討委員会を開催させていただきました。メンバーの皆さんに置かれましては、本市の地域医療を十分に把握していただいている方々であったり、また大学の先生方のようにいろいろな専門的なところからご意見をいただけるような構成をしております。
閉院後、市民のみなさんがどういった気持ちを持たれているのか調べてみてはどうか、アンケートを実施してはどうかなどの提言もいただきました。近々そのような提案についても実施をしていきたいなと思っておりますし、その議事録についても整理がつき次第公開していきたいなと思っております。
また、改革債についても認めていただきましたし、職員のみなさんにも人件費の面でも協力いただきました。
(2)まつばら未来戦略創造チームについて
そのような取り組みをさらに実効性のあるものに結び付けていくためにも行財政改革を進めていくことが大事かなと考えております。そのために、市長直轄の行革プロジェクトチームであります「まつばら未来戦略創造チーム」を立ち上げさせていただきました。
今後はこのチームが中心になって、松原市行財政改革大綱および松原市行財政改革実施計画の策定のほか私が特にこれをやってくれ、これについて研究してくれと命じたことについて取り組んでいただけるチームであります。また、職員の若い皆さんの意見も十分に反映していきたいと考えまして、一緒に検討を進めていく人財を「自主性・自立性のあるまちづくりを考える研究会」のメンバーとして庁内ネットワークを通じて募集をかけましたところ、11名の職員に名乗りをあげていただきました。このような体制のもとで、経費の削減、民間活力の導入など若手職員が中心となって行財政改革にも取り組んでいきたいと考えております。
(3)予算編成過程の情報公開について
ただし、行財政改革と申しましても一方的なやりかたでは、市民に納得していただけませんので、これらに関してすべて情報公開し、市民と共通理解を図っていきたいと考えております。今現在、私の本予算であります来年度予算は要求段階となっておりますが、この予算の要求・査定の段階からインターネットを通じて、どんどん情報公開をしていきたいと思っております。
(4)マスコットキャラクターの募集について
そして、今現在「マスコットキャラクター」も募集しております。本市は来年、市制施行55周年を迎えます。そういった中で、松原市を明るく元気な街にしたいという思いから、明るい話題の提供の一環で行いたいと思っております。そして今、私が思っていますのは、子どもたちを対象にしたイベントをできるだけ予算をかけずに実施したいなという思いがあります。本市には知の源である大学であったり、熱心なボランティア活動などであらゆる事業に参画していただいてる素晴らしい高校もあります。そういった学生さんの斬新な発想もいただきながら、イベントを提供していけたらなと考えています。
2.職員から市長への提案の仕組みについて
さらに何度も申しますように、職員という人財を活用していきたいというのは私の強く感じているところであります。職員提案制度も設けていましたが、新たに私にメールや提案ボックスを通じて、直接提案を届けていただく制度も設けています。先週の金曜日(11月20日)に始めてから今のところ2通の提案がありました。こういった職員の意見に対しても、できることできないこと、あるいは施策にあう、あわないもきちんと精査して応えていきたいなと考えております。
3.年末年始の医療体制について
そのような私の思い、市民の願いを実現させるために、この30日から始まる平成21年第4回定例会におきましてもお手元に配らせていただいておりますように、様々な補正予算を計上させていただきました。安全・安心なまちづくりや良好な環境作りなどにとって非常に重要な予算だと考えています。お手元の資料の順に説明させていただきたいと思います。
まず、年末年始の医療体制ですが、12月30日から1月3日にかけて、外科診療をはじめ、これまで市立松原病院で担ってきました小児科は松原徳洲会病院で、内科は市内の医療機関の輪番制で対応していけるよう体制を組んでいただきました。内科につきましては、補正予算で対応してまいりたいと考えております。
4.一般会計補正予算
(1)概要
補正予算全体でみますと、全体で約4億3100万円を計上いたしております。これにより、歳入歳出総額は約416億8000万円となっております。
(2)特色ある事業
- 空気清浄機の設置
先にも申し上げました通り、今回の補正では安全・安心の予算を強く意識して計上しております。ひとつは、最近猛威をふるっております新型インフルエンザ対策のひとつとしまして、幼稚園、小学校、保育所や青少年会館などに、インフルエンザウイルスの除去などに効果的だといわれる空気清浄機を設置していきたいと考えております。
- 防犯カメラの設置
また、大阪府はひったくりなどの街頭犯罪の被害が全国都道府県でワースト1です。そのため、これらの犯罪抑止について大阪府と連携して、その府の補助金も活用させていただく中で、犯罪抑止のために河内松原駅、河内天美駅の両駅周辺に防犯カメラを設置し、安全で安心なまちづくりを進めていきたいと考えております。
- 太陽光パネルの設置
さらに、私がマニフェストにも掲げておりましたように、市内の全小・中学校に太陽光パネルを設置していきたいと考えております。これにより、地球温暖化対策と児童・生徒の省エネルギーに関する学習につなげていくとともに、それで節約できた電気代などを努力していただいた学校現場に生かしていくこともひとつかなと考えております。
- 最後に
いずれにいたしましても、30日から始まります第4回定例会におきまして、お手元に配布させていただきました議案書に沿ってこれらの補正予算を含めてご審議いただくわけでございますが、キラリと光る松原の実現に向けて、市内の元気な方から各種団体、市民の皆さんのお力を借りながら、また市議会と職員が一丸となってまちづくりの施策を進めていく所存でございますので、報道の各位におかれましてもぜひともご支援を賜りますことをお願い申し上げまして、私の説明とさせていただきます。
質疑応答
記者
病院アンケートは具体的にはどういう状況ですか。
市長
年齢・性別を考慮して市内500人を抽出して実施し、あらゆる層からのご意見をいただきたいと考えている。
記者
アンケートはどのような内容ですか
理事(地域医療担当)
受診医療機関について、特に市立松原病院が廃院になったという関係で、外来通院されていた患者さんが今どのような医療機関で受診されているか。市内の医療機関あるいは堺の医療機関を選ぶなど、病院を選択する基準はどのあたりにあるのかなど、地域医療を充実させていく上で、どういう体制が望ましいかなどについて市民の皆さんのご意見をお聞きしたいといった内容で約20項目を設定しております。
記者
アンケートはいつごろ実施ですか
理事
今月末、来週月曜日(30日)に発送させていただいて、12月15日を締め切りとしています。
記者
アンケートの狙いはどうなんですか?市民のニーズや要望がどのあたりにあるのか不明というのが検討委員会の意見なんですか?
市長
これからの地域医療のあり方といっても漠然としています。地域によってそれぞれ課題は違ったり、本市の医療について広く市民が閉院後どういったことを考えているかということをまずは知りたいというご意見がありましたので、このアンケートを実施していくということです。
記者
これからの地域医療のあり方検討委員会の第1回目が開かれる前に、アンケートをとっておくべきではなかったか。
市長
閉院後の市民からのご意見も多く賜っております。職員もそういった声は十分把握はしていますが、さらに委員さんにもわかっていただく細かいところも含めて、20項目にわたってさらに突き詰めた声を聞かせていただくということです。
記者
市立松原病院の閉院に伴う影響をみるのが目的か?閉院前と閉院後の比較を行おうと考えているのか?
市長
もちろんそこもあります。入院体制や救急体制がどうなっているのかということにつながっていくのかと思っている。本市が廃院したことによって、どういったところに患者さんが行かれているのかといったところがわかるのかと考えている。
入院の患者さんは市内の他病院で増加傾向にはなく、むしろ診察が増加傾向にある。それから突き詰めていくと介護予防に力を入れていくべきだとの見方もある。さらに、入院先というよりはまずどこで診てもらうとか、どういった病気に対してどういう相談の窓口があるのかという、そういうニーズや要望がありましたので、そういうところにつなげていけるアンケートになるのかなと考えております。
理事
閉院後の入院患者さんの流れはある程度把握してもらっている。藤井寺保健所管内の病院にほとんど変化はなく、60%から70%の稼働率で推移している。ただ、外来患者さんはやはり様々なところに散らばっている状況がありますので、外来患者さんがどういう流れになっているのか、その辺をつかんでみようというのがひとつあります。それと医療だけでなく福祉・介護と医療の連携がどう図られているのかということも調べたい。やはり、入院していても退院して家に帰られないという例もありますので、その辺の連携をどう進めていくのか。また、その辺の体制が十分に整っているのか、不足部分があれば何とかカバーしていこうというそういう趣旨でアンケートをとらせていただこうと考えています。
記者
具体的なアンケートの文面が見たいので、出来次第情報提供してほしい。
広報
了解しました。
記者
議案第81号の調停の成立について、内容を聞かせてほしい。
副市長
三宅小学校のグランドの土地をお借りしているのですが、その所有者が賃料の値上げに関して調停が入り、その土地を買い上げさせていただくということになったという報告です。元々義務教育の用地として欠かせないものですから、要求を受けてちょうどいいタイミングであったということです。
記者
買い取り価格は妥当なものと考えているか
副市長
きちんと鑑定をし、裁判所からもその額が妥当ではないかという、調停の趣旨も受けて決めております。
記者
議案80号の財産取得について、地デジ対応分だと思うが、業者選定の方法はどのようにしたのか?随意契約で行ったのですか?
市長
広く受注の機会を与えたいなということで、4つに分けてそれぞれきちんと入札させていただきました。
記者
そのテレビの配布先はどこになるのですか
市長
小学校、中学校、幼稚園で、これですべて地デジ対応となるものです。
記者
来年度予算編成の考え方について、シーリングは行うのか?また、外部の視点を取り入れた、例えば国の事業仕分けのような仕組みを予算編成に導入する考えはありませんか。
副市長
全体的にはマイナス5%程度のシーリングを、経常ではかけていかねばならんと考えている。予算に対する方向性については、先ほど市長が申し上げた戦略チームの若手11人などで考えたアイデアも見ながら、行財政改革の基本、改革プランの基本も含めて査定を進めています。ただし、事業仕分けのほうが12月の終わり頃にならないと国の方向性が定まらないと思っています。基本的には、経済状況がよくないので生活保護費などの伸びをとめることは難しいだろう。また、国土交通省の予算の絞り方が見えておりませんので、その辺は懸案かなと考えています。今年の予算締め切りは、市長の初めての本予算ですので、国の動きもじっくりと見極めながら安定した市民生活となるよう、予算を組んでいきたいと考えております。
市長
本市の予算は事業仕分けどころではなく、もっと厳しいところで査定をしています。仕分けられるようなレベルでの予算編成はしておりません。またメリハリの予算編成をしてほしいと申し上げております。松原市は病院を廃院しております。それ以上のことを我々はしていかなければならないと考えております。
記者
補正予算の、太陽光発電についてはどのように進めていくのか?
総務部長
太陽光発電は、15小学校、7中学校で実施していく予定でありますが、今回あげているのは、設計委託の経費ということです。
財政部長
今回、中学校3校、小学校8校の設計委託をあげており、3月補正で工事についての予算をあげていきたいと考えております。
記者
他の学校は?
財政部長
残りの中学校4校と小学校7校につきましては、22年度で設計をして、23年度で設置工事というのを目指していきたいと考えております。
記者
防犯カメラの設置については一時ほどの拒否反応は市民にないと思うが、松原市として初めての導入なのか。
市長
モデルケース的に商店街などですでに設置しているところもあります。犯罪の抑止であったり、何か起こったときの決定的証拠になりますので、確かに市民の受け入れにくいというところはなくなってきていると思っています。
広報
他に質問はございませんか?また、ありましたら後ほどでもお問合せいただけたらと思います。本日はありがとうございました。これで、平成21年の第1回定例記者会見を終わらせていただきます。








